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コラーゲンって何? どんな働きや効果があるの?

まずは知っておきたい、コラーゲンの肌の中での働き

そもそもコラーゲンって何?

コラーゲンは体内のたんぱく質のおよそ30%に当たり、体のあらゆる場所にあります。細胞と細胞の間を埋めるように存在し、細胞同士をつないだり、支えたり、組織と組織の境界をつくるなどの役割を果たしています。特に結合組織が集まっている肌、骨、軟骨、血管の壁、腱などにはコラーゲンがぎっしり! 肌ではみずみずしさや弾力性を保ち、関節軟骨ではクッションの役割を、そして骨や血管にもしなやかさを与え、外圧に強い柔軟性を保持しています。 もしもコラーゲンがなかったら、体はふにゃふにゃ、シワシワのスクランブル状態に。コラーゲンがなければ、体は元気に機能することができません。

ぷるんと弾む美肌をつくるコラーゲン

コラーゲンは美肌づくりのリーダー!

体のあらゆる場所に存在し、重要な役割を担っているコラーゲン。それでは、肌の中ではどんな働きをしているのでしょうか。ここでは肌の構造を分かりやすく解説しながら、そのメカニズムについてご紹介していきたいと思います。

図1挿入

体をおおい刺激から身を守る表皮

まず図1をご覧ください。一般に肌と呼ばれる部分は、表皮、真皮、皮下組織の三層構造になっています。肌の一番外側にある表皮は、体を覆ってさまざまな刺激から身を守るバリアとなる部分。厚さはわずか0.2mmほどですが、病原体やアレルゲンの浸入を防いだり、体内から水分が蒸発するのを防ぐ役割を担っています。 表皮は図2のように4つのプロセスに分かれ、一番外側にあるのが厚さ0.02mm~0.03mmの角質層です。角質細胞がレンガ状に積み重なり、その間を細胞間脂質がセメントのようにしっかりと固めてバリア機能を果たしています。表皮ではつねに新しい細胞がつくられ、およそ28日周期で生まれ変わっています。これがターンオーバ-と呼ばれるもので、肌をリフレッシュするシステムです。

図2挿入

しなやかなクッションを形成する真皮

表皮の内側にあるのが真皮です。真皮を形づくっているのは、コラーゲン(膠原繊維)とエラスチン(弾力線維)という2つの線維質。図3のように、ロープ状のコラーゲンがネットのように張りめぐらされ、それを止めつけているのが伸縮性のあるエラスチン、すき間を埋めているのがゼリー状のヒアルロン酸です。この3つが互いに支え合い、強力なバネを形成するとともに、貯水槽のような役割を果たし、肌にハリと潤いを与えているのです。またヒアルロン酸の中に浮かんだように見える線維芽細胞は、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸をつくる働きをするとともに、古くなった細胞の処理や傷ついた組織を修復するなどマルチに活躍します。

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真皮を構成する成分

コラーゲン(膠原繊維の主成分) 真皮の約70%を占めるたんぱく質の一種。真皮の中にネット状 になった強力なクッションを形成。肌の弾力やハリを保ち、水分を 逃がさない働きをする。 *加齢や紫外線、乾燥などで損傷。減少すると、シワやタルミの 原因になる。 *食品やサプリメントで補給すると、線維芽細胞をふやし、コラー ゲンやヒアルロン酸の生成を促す働きがある。
エラスチン (弾力線維の主成分) コラーゲン同士を結束バンドのように結びつけている、線維状の たんぱく質。ゴムのようにしなやかに伸縮し、弾力性があるため 弾力線維と呼ばれる。真皮の約5%を占めている。 *加齢や紫外線で損傷。不足するとタルミやシワの原因に。
ヒアルロン酸 (基質の主成分) わずか1グラムで6リットルの水分をかかえ込む、保湿力にすぐれ たゼリー状の組織。張りめぐらされたネット構造のすき間を満たし、 肌のみずみずしさを保つ働きをする。 *加齢のほか、高脂肪食や糖化によって減少。不足すると、使い 古したスポンジのように真皮層がスカスカになることも。 *コラーゲンを補うことで合成力がアップする。
線維芽細胞 コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成する働きのほか、 古くなったコラーゲンやエラスチンの分解処理を行い、真皮をリフ レッシュする働きをする。傷などで組織が損傷すると、コラーゲン を分泌して修復する働きもある。 *加齢や紫外線により損傷。働きが衰えると、コラーゲンやエラス チン、ヒアルロン酸にもダメージを与え、シワやタルミの原因になる。

断熱材の役割をはたす皮下組織

そして肌の一番内側にあるのが皮下組織。大部分が皮下脂肪でできているため、エネルギーを貯える働きがあります。また体温を一定に保つ断熱材としての役割や、外からの衝撃をやわらげるクッションの役割を担っています。

コラーゲンで、見つめられる肌に!

いつも新鮮なコラーゲンをたっぷりプールした肌は、ピンとしたハリやツヤ、ふっくらとみずみずしい潤いをたたえ思わず見とれてしまいますよね! 最近の研究で、コラーゲンを摂ることで真皮の中の線維芽細胞が活性化され、コラーゲンそのものばかりでなく、エラスチンやヒアルロン酸量をもアップさせることが明らかになってきました。長年論争を呼んできたコラーゲン吸収のメカニズムについて解明されつつあります。 コラーゲンはまだまだ研究途上の美容成分ですが、これからさらに美肌力アップの仕組みが分かり、吸収力を高める研究も進むことが期待できます。あなたもぜひコラーゲンで、人もうらやむ美肌を手に入れてください。

ハリツヤだけじゃない! まだまだあったコラーゲン6つの美容健康効果

① シワの改善にもコラーゲン

コラーゲンが減少し、お肌のハリが失われると現れる年齢サインがシワです。表情筋の衰えや、表情のクセで生まれたクボミが元に戻らなくなるのです。目じりに刻まれた大きなシワやほうれい線は、一度できてしまうと回復がむつかしくなります。コラーゲンで早めのケアをしましょう。

② 隠れシミを改善する

鏡を見ただけでは分からない「隠れシミ」の改善にも、コラーゲンが有効なことが実験で明らかになっています。これはコラーゲンがヒアルロン酸の生成を促し、細胞の再生をサポートする線維芽細胞を集めてくることで、紫外線から受けた肌内部のダメージを修復するからだと考えられています。

③ 髪の毛・爪を丈夫にする

コラーゲンを摂ると、髪の毛が太くコシが出て、爪も丈夫になるという経験者の声をよく耳にします。そのメカニズムはまだ解明されていませんが、多くの実験でも明らかに。これは、髪や爪の細胞にコラーゲンが働きかけ、代謝を促すことでケラチンの合成が進むためではないかと考えられています。

④ 骨の柔軟性を保つ

骨はカルシウムでできた棒状のものと考えられがちですが、実はここでもコラーゲンが重要な役割を果たしています。骨の構造を鉄筋コンクリートの建物にたとえると、骨の主成分であるカルシウムやリンはコンクリート、鉄筋の部分がコラーゲンということになります。コラーゲンはカルシウムやリンが詰まった中に網目状に存在し、外からの衝撃をやわらげる働きをしています。骨を丈夫にするには、硬さとともにしなやかさも重要。カルシウムだけでなくコラーゲンも摂るようにしましょう。

⑤ 関節の痛みをやわらげる

二つの骨をつなぐ関節には弾力性に富んだ軟骨があり、その50%を占めるのがコラーゲンです。コラーゲンはここでもクッションの役割を果たし、なめらかな動作をサポートしています。 コラーゲンが減少したり衰えたりすると、軟骨がすり減って骨同士がぶつかるようになり関節の痛みを感じるようになります。軟骨のクッション機能を回復させるには、古くなったコラーゲンを新鮮なものと入れ替えることが大切です。

⑥ 傷の治りをはやくする

コラーゲンには再生機能があり、傷の治りをはやくする働きがあることが明らかになっています。そのため、ケガがつきもののスポーツ選手にコラーゲンは欠かせません。実験によると、コラーゲンを積極的に摂った人の回復スピードは、そうでない人の何と3倍なのだそうです。

コラーゲンは分子量によって呼び名が変わる

コラーゲンは3重のらせん構造

参考図挿入

食事などで摂るコラーゲンは高分子のたんぱく質で、そのままでは消化・吸収されにくいという弱点があります。そのためバイオ技術により加熱して3本の鎖をほどき、抽出・精製したものがゼラチンです。さらにたんぱく質分解酵素によって切断し、体に吸収しやすい小ささまで分解したものがコラーゲンペプチドです。 食事から摂ったコラーゲンは、消化作用により下図のような過程をたどって自然に分解・吸収されますが、この過程をあらかじめ化学的に行い、吸収率を高めたものがコラーゲンペプチド(低分子コラーゲン)です。コラーゲンを配合したサプリメントやドリンク、化粧品などほとんどの商品にはこの低分子コラーゲンが使われています。

コラーゲンの変化

参考図挿入
コラーゲン 分子量:30万  性質:水に溶けにくい

コラーゲンは、3本の鎖が螺旋状に巻きついた線維状のたんぱく質です。1本の鎖は1,000個のアミノ酸がつながったもの。コラーゲンが伸縮性に富み、しなやかなのはこの形状のためです。分子量は3本の鎖の合計で約30万、これはたんぱく質の中でも非常に大きな分子量です。

ゼラチン 分子量:数万~数十万  性質:水には溶けにくいが、温水には溶ける

生のコラーゲンを加熱して抽出・精製したものがゼラチンです。ガッチリとからみ合ったコラーゲンのらせん構造が熱によってほどけるため、消化吸収されやすくなります。温水には溶けますが、溶けたものが冷めるとゲル状に変化。ゼラチンで固めたゼリーや、魚のアラ・骨付き肉を煮た時にできる「煮こごり」などはこの状態です。

コラーゲンペプチド 分子量:数百~数千  性質:水にも冷水にも溶ける

ゼラチンをさらに酵素を使って分解し、低分子化して吸収しやすくしたのがコラーゲンペプチドです。コラーゲンが胃腸で消化された状態を、バイオ技術であらかじめ作ったものと言い換えても良いでしょう。水に溶けやすく冷やしても固まらないため、パウダーにしたりドリンクに配合することも容易。コラーゲンをそのまま食べるより、たくさんの量を効率よく摂取できるようになったのです。

*この後さらにコラーゲンが完全に分解されアミノ酸になりますが、アミノ酸が2~3個つながったコラーゲンペプチドの方がすばやく吸収されることが研究により明らかになっています。

これがコラーゲン吸収の新常識! コラーゲンが肌まで届くメカニズムが分かってきた!!

サプリメントでコラーゲンを摂っても、直接肌のコラーゲンを増やすことはない! そんな説を耳にしたことはありませんか?  これまでの常識では、「コラーゲンをサプリメントなどで摂っても、普通に食べたたんぱく質と同じようにアミノ酸に分解されるので、体内でコラーゲンだけが増えるわけではない」というのが定説でした。

この定説がガラリ覆されたのは、京都府立大学大学院佐藤健司教授の研究によって、摂取したコラーゲンが体内で吸収されることを証明する〝目印″が発見されたのがきっかけです。 以来佐藤教授をはじめ、多くの研究者やコラーゲン製品に関わるメーカーなどがヒトや動物を使った実験結果を報告。コラーゲンペプチド(低分子コラーゲン)が、普通のたんぱく質とは違う消化・吸収方法で肌に届き、タルミやシワの改善に働くことが実証されています。

また佐藤教授や研究者、メーカーの細胞実験で、コラーゲンと線維芽細胞の特異な関係も確認され、コラーゲンが線維芽細胞を活性化することで、肌のタルミやシワが改善されるメカニズムが明らかになりつつあります。

この新常識を図で表すと以下のようになります。

これまでの常識では・・・・

以下、わかりやすく書き換える。元参照。 コラーゲンを飲む→普通のたんぱく質と同じようにアミノ酸に分解される→コラーゲンは、これらのアミノ酸を材料に改めて体内で作られる つまりコラーゲンを摂っても、肉や魚、豆腐などでたんぱく質を摂っても効果は同じこと →肌のハリやツヤがアップするというのは思い込み

佐藤教授の実験で確認されたこと

コラーゲンを飲む→すべてがアミノ酸まで分解されるのではなく、一部が「コラーゲンペプチド」として体内に吸収される→その中に肌まで届くコラーゲンペプチドがある→飲んだコラーゲンが肌で働いている可能性が高い

細胞実験で分かったこと

コラーゲンがあると・・・→ヒアルロン酸や線維芽細胞量がアップする→その結果、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸量がアップする→肌の弾力性が増して、タルミやシワ改善に働く

コラーゲンが不足すると起こる7つのトラブル

お肌のピンチ――タルミ・シワ・シミ

加齢による減少のほか、肌のコラーゲンは紫外線を浴びてもダメージを受けてしまいます。まだ若いのに、タルミやシワ、肌のカサツキが気になる人は、そんな〝光老化″によるコラーゲン不足が原因かも知れません。コラーゲンはお肌のハリと潤いを保つためのものと考えられがちですが、実はシミにも大きな関わりが。表皮の基底層にあるコラーゲンは、肌のターンオーバーに関わっているわけですが、不足するとメラニンを押し出す力が弱くなりシミやくすみの原因になります。

髪の毛のピンチ――抜け毛・切れ毛

頭皮のコラーゲンが不足すると、髪の毛のツヤやコシが失われ、パサパサとしてまとまりにくくなります。抜け毛が目立つようになり、髪の毛自体も細くなって全体的にボリュームダウン。栄養が行きわたらないことから枝毛や切れ毛も多くなり、ヘアスタイルも決まりにくくなってしまいます。

爪が割れる・もろくなる

いつも紫外線にさらされている爪も、コラーゲンがダメージを受けやすい部分です。コラーゲンが不足すると、若々しいツヤが失われ、爪が薄くもろくなって割れやすくなります。

歯ぐきが痩せる

口の中のコラーゲンは、歯と歯槽骨をつなぐ役割を果たしています。コラーゲンが不足すると、歯根膜が衰え歯ぐきも痩せていきます。すると歯の根元が露出して歯周病の原因になるばかりでなく、見た目にも老けた印象を与えてしまいます。

傷が治りにくくなる

小さな切り傷やすり傷から、アキレス腱断裂などの大けがや骨折まで、コラーゲン不足は傷の回復にも影響を与えます。また内臓にできた傷の修復にも関わっているため、コラーゲンが不足すると胃炎や胃潰瘍の回復を遅らせることになります。

関節が痛む

体内には数100カ所の関節があり、何と1日に10万回も動かしているのだそうです。この関節がなめらかに動くよう、クッションの役割を果たしているのが軟骨です。コラーゲンが減少し軟骨がすり減ってしまうと、骨と骨が直接こすれ合って炎症をおこし、動くたびに体のふしぶしに痛みを感じたり、階段の上り下りなども辛くなります。

20歳はコラーゲンの曲がり角!?

年齢とともに減少するコラーゲン

誕生から成長期まで
コラーゲンは活発な代謝をくり返し、どんどん量を増やして、おおよその骨格が完成する20歳頃にその量はピークを迎えます。
コラーゲンの曲がり角
それを過ぎるとコラーゲンを生成するスピードは落ちていき、25歳くらいを境にコラーゲン量は次第に減少していきます。
コラーゲンが不足する年代
50代では20代の約70%にまで減少します。コラーゲンがつくられるサイクルが年齢とともに遅くなってしまうと、肌の弾力やハリが失われてシワやタルミにつながっていきます。

さらに問題なのは、加齢によるコラーゲンの″質″の低下

肌にとって問題なのは、コラーゲン量の減少だけではありません。実はもう一つ、量が減ること以上に深刻なのが加齢によるコラーゲンの質の低下です。20歳の頃にはピチピチと元気だったコラーゲンも、年齢とともに古びて機能が劣化。古くなったベッドのクッションのように、肌を支える力も落ちてしまいます。まだまだ大丈夫と安心していても、コラーゲンの衰えは思う以上に進んでいるかも知れません。

1日5gのコラーゲン補給で早めのケアを!

それでは、コラーゲン量の減少や質の低下をストップさせ、見た目年齢を巻き戻すにはどうすれば良いのでしょうか。体内での生成力の衰えをカバーするには外から補給することが必要です。調査によると20代~50代の日本人女性が食事から摂っているコラーゲンは、平均して1日1.9g。足りない分はコラーゲンドリンクやサプリメントで補って、1日5gのコラーゲン補給を心がけましょう。お肌のハリ不足や乾燥が気になり出してからではなく、早めのケアが大切です。

コラーゲンの生成になくてはならないビタミンC

年齢とともに減少するコラーゲンを補うために、1日5gのコラーゲン補給の大切さをお話しましたが、実はそれだけでは充分ではありません。コラーゲンを増やすには、コラーゲンそのものを補給するだけでなく、体内での生成をサポートするビタミンCが不可欠です。 コラーゲンを摂取すると、アミノ酸に消化・分解されて体内に吸収されます。そのアミノ酸を原料にして、私たちの体に合ったコラーゲンが新しくつくられているわけですが、その生成をサポートする働きをするのがビタミンCです。ビタミンCが不足すると、アミノ酸がうまく組み立てられず、コラーゲンが生成されにくくなります。コラーゲンを増やすには、意識してビタミンCも一緒に摂るよう心がけましょう。

コラーゲンの生成を助けるその他の成分

コエンザイムQ10

コエンザイムQ10は、生きるために必要なエネルギーを生み出す補酵素の一つで、アンチエイジングのエースとも言われる成分。肌の中では、コラーゲンやヒアルロン酸をつくる線維芽細胞を活性化させ、ふっくらとハリのある肌に導く働きをします。また強力な抗酸化力をもち、美白効果も期待できます。

ナイアシン

ビタミンC同様コラーゲンの生成を助ける働きをするのが、ビタミンBの仲間であるナイアシンです。おとろえた肌のバリア機能を修復させる働きもあり、アンチエイジングに取り入れたい成分の一つです。ビタミンC誘導体と同じ水溶性で、化粧水や美容液に配合されています。

レチノール

ビタミンAの一種レチノールも、肌のターンオーバーを促し、コラーゲンを増やす働きを持っています。特に目元や口元のシワに効果がありますので、シワが気になる人はレチノール配合のアイクリームなどを試してみてください。

鉄分

鉄分は酸素と結びつき赤血球のヘモグロビンをつくって、体に酸素を運ぶ役目をしています。鉄分が不足すると肌のコラーゲンにも酸素が行きわたりにくくなり、コラーゲンの寿命を縮めてしまいます。

多彩なキャラクターが揃ったコラーゲンファミリー

体内で生成されるコラーゲン

コラーゲンには、体内に存在する場所や構造によって多くの種類があります。発見された順にⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型というように名付けられ、現在では30種類以上の「型」が報告されています。ここでは代表的なⅠ型~Ⅲ型の特徴や働きをご紹介しましょう。

種類 つくられる場所 特徴と働き
Ⅰ型コラーゲン 体内で最も多く存在しているコラーゲンです。皮膚や骨、歯、腱などの主成分で、人体に含まれるたんぱく質の約1/3がこのタイプ。また、皮膚の90%を占めているのがこのⅠ型コラーゲンです。 皮膚の真皮内に存在し、張りめぐらされたバネのような働きをして、肌の弾力やハリを保っています。また骨や血管のしなやかさもⅠ型コラーゲンの働きによるもの。化粧品やサプリメントなどに利用されているのは、ほとんどがⅠ型コラーゲンです
Ⅱ型コラーゲン 主に関節や軟骨に含まれているコラーゲンで、関節にかかる力を吸収するクッションのような役割を果たしています。眼の角膜にも多く含まれ、細菌やウイルスなどから眼を保護しています。 軟骨の主成分・グルコサミンやヒアルロン酸を支えているのが、細かい網目状に張りめぐらせたⅡ型コラーゲン。年齢とともに減少するため、関節の痛みなどをやわらげる健康食品やサプリメントに利用されています。
Ⅲ型コラーゲン 主として臓器に含まれている、細くてやわらかい線維状のコラーゲンです。別名ベビーコラーゲンとも呼ばれ、赤ちゃんのぷるぷるとした肌にたっぷり含ます Ⅰ型コラーゲンと共存して、その働きをサポートするのがⅢ型コラーゲンの特徴。例えば火傷やケガをした場合、Ⅰ型コラーゲンが傷を治し、Ⅲ型が細胞を再生するといった共同作を行います。

美容・健康素材として使われるコラーゲン

コラーゲンドリンクやサプリメントに配合されているコラーゲンの原料には、動物性コラーゲンと海洋性コラーゲンの2種類があります。

種類 特徴
動物性コラーゲン 現在販売されているもので、動物性コラーゲンが使われている商品は豚が中心です。以前は牛骨なども多く使われていましたが、狂牛病など感染症の問題がクローズアップされて以来、現在ではほとんどが海洋性のものに切り替わりつつあります。
海洋性コラーゲン 魚など海の生物から抽出されるコラーゲンで、フィッシュコラーゲン、マリンコラーゲンとも呼ばれます。脂質が少なく低カロリーであることや、匂いが少ないことから、特に飲み口の爽やかさがポイントになるドリンク類で主流に。 また動物性コラーゲンに比べて吸収率が高く、アレルギーの心配が少ないのも優れたポイントです。質の高いコラーゲンが得られる分、価格は動物性より高くなります。

コラーゲンを多く含む食品

コラーゲンたっぷりの食品には、動物性食品と海洋性食品があります。部位としては、皮・骨・すじ・腱など、骨と筋肉をつなぐコラーゲン線維に多く含まれています。

動物性食品
牛すじ肉・牛すね肉

結合組織が多い部分なので、コラーゲンやエラスチンが豊富。またお肌の保水力を高め、潤いとハリのある美肌に導くコンドロイチンを含んでいます。

牛テール

じっくり煮込んで、ぷるぷるの美肌になれるコムタンスープにしましょう。ビタミンAや鉄分、カルシウムも含んでいます。

豚足

じん帯や腱などの結合組織でできているので、お肌の弾力性を保つコラーゲンやエラスチンが豊富。ほかにも、ヒアルロン酸やビタミンB1などの美容成分をたっぷり含んでいます。

鶏皮

高カロリーだからと捨てられがちですが、実はコラーゲンがたっぷり。骨にカルシウムを沈着させる働きがあるビタミンKやビタミンAも豊富なので、女性にオススメの食材です。

軟骨

鶏皮同様女性には敬遠されがちですが、唐揚げにすれば美味しく、コラーゲンを効率よく補給できます。居酒屋などではぜひ定番メニューに加えましょう。

手羽先

運動量が多い部位なので、コラーゲンやエラスチンが豊富。乾燥や肌アレからお肌を守る、ビタミンAも多く含んでいます。

海洋性食品
フカヒレ

サメ本体からわずか1%ほどしか取れない、まさにコラーゲンのかたまりと言える貴重な食材。肌のみずみずしさを保つコンドロイチンも豊富です。

エビ

コラーゲンのほか、疲労回復に働くタウリンやDHA・EPAなどが豊富。赤い色素成分アスタキサンチンには、肌の老化を防いでくれる抗酸化作用があります。また殻には免疫力を高めるキチン質が豊富に含まれていますので、殻まで丸ごと食べるようにしましょう。

カレイ

コラーゲンは皮や骨の部分に多く含まれているので、切り身ではなく丸ごと煮付けて食べるのがオススメです。煮汁にもたくさん溶け出していますので、残さず食べましょう。

スッポン

甲羅のまわりにあるエンペラーと呼ばれるゼリー状の部分に豊富。まさに食べるコラーゲンと言える食材です。お肌の健康を保つビタミンB群や、貧血を改善する働きを持つ鉄分、カルシウムなども豊富ですので、男性だけでなく女性にもオススメしたい食品です。

ウナギ

良質なコラーゲンは運動量が多い部分に含まれていますが、全身を使って泳ぐウナギはまさに良質なコラーゲンそのもの。特に皮周辺にはコラーゲンが多いので、皮ごと食べるウナギは理想的な食品と言えます。

魚の缶詰

イワシ・サバ・サケなどの缶詰には、骨・すじ・皮まで入っていますのでコラーゲンも豊富。製造の過程で高圧・高温処理が行われているためゼラチン化が進み、吸収しやすいカタチになっています。手頃な価格も魅力です。

美肌にまっすぐ! 賢いコラーゲンの摂り方は?

美しくすこやかであるために欠かせないコラーゲン、そんな大切なコラーゲンを効率よく摂るためにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは代表的なコラーゲンの摂り方についてお話しします。

食品で摂る

「コラーゲンが多い食品を摂っても直接肌に届くわけではないから、美容のためにコラーゲンを食べても意味がない」という声も聞かれますが、コラーゲンを食べることは決してムダではありません。「意味がない」という説が本当なら、コラーゲンたっぷりの食事をした次の日のお肌に表れる嬉しい実感は、説明がつかないことになります。 古くなったコラーゲンは肌の中で分解され、新鮮なものと入れ替わる新陳代謝をくり返しています。食品で新鮮なコラーゲンを補給してやることは、この新陳代謝を促すためにも大切なことです。 1日に分解されるコラーゲンの量はおよそ1~4g。先に紹介したコラーゲン豊富な食品を積極的に食べて、1日5gのコラーゲンをしっかりと補給してあげましょう。

ドリンク・サプリメントで摂る

お肌のコラーゲンは新陳代謝により、次々と新しいものに生まれ変わっています。そのため一度にたくさん摂るのではなく、毎日少しずつ規則正しく摂りつづけることが大切になってきます。コラーゲンを毎日の食事で摂りつづけるのはタイヘン! さらにコラーゲンを多く含む食品は高カロリーなため、脂肪分が気になる人も多いのではないでしょうか。 その点ドリンクタイプやサプリメントなら、手軽に必要な栄養素だけを効率よく摂れるので便利! 現在販売されているサプリメントには、ドリンク、パウダー(粉末)、タブレット(錠剤)、ゼリーの4つのタイプがあります。美容効果、手軽さ、美味しさ、価格などそれぞれ特徴がありますので、好みやライフスタイルに合せて上手に選ぶようにしましょう。

●ドリンクタイプ  コラーゲン含有量がサプリメントの中ではトップ。他の美容成分を多く含んでいる。
●パウダータイプ  飲み物や料理に混ぜて手軽に使える。低価格で多くのコラーゲンを摂取できる。
●タブレット(錠剤)  携帯に便利、味も匂いもなく価格も手頃。
●ゼリータイプ  味が美味しく、いつでもどこでもおやつ代わりに食べられる。

化粧品で補う

コラーゲンはそのすぐれた保湿効果で、化粧品にもよく配合されています。お風呂上りなど化粧水をした後に、水分を逃がさないよう乳液やクリームで蓋をしますが、ここでコラーゲン入りのものを使うことで、保湿効果がさらに高まります。最近ではまた、肌の奥深くまで浸透する低分子コラーゲンも使われていますから、肌から吸収することも可能になってきています。内側からも外側からも補給を行って、コラーゲンの美肌力を活用しましょう。

1日5gのコラーゲンで、年齢を引き算しよう!

いかがでしたか? 知れば知るほど、その頑張りに感謝したくなるコラーゲン。試した人は確かに実感してしても、まだまだ解明されていない美肌パワーを秘めていそうで、これからの研究に期待が持てますね! エイジングサインが気になる前から、1日5gのコラーゲンで年齢を引き算できる肌になりましょう。

まずは知っておきたい、コラーゲンの肌の中での働き そもそもコラーゲンって何? コラーゲンは体内のたん...